色見本について

リフォーム製品ってわけではないんですが・・・・
僕らの仕事、特に塗装工事の際には欠かせないアイテムである「色見本帳」です。
現在と寸分たがわぬ同じ色を、探す場合

あるいは異なる色に塗り替える場合にも。
そのお客様が脳内イメージされている色に最も近い........
理想のカラ―を見付けるのにも役立つアイテムですね。
ちょっと拡大してみますと

こんな感じ

単純な使い方であれば、この中から近いものを選ぶだけなのですが
例えば細かいチョイスをする場合などに
う~ん

このグレーもいいんだけどね・・・・・・もうちょっと明るめがいいかな。
これか・・・・・もうちょっと鮮やかな感じだといいんだけどね~
っていうレベルで色をご検討されたい時には

このように、その色の性格を表す数値が記載されているんです。
それぞれの記号には意味があり・・・

Y-GYというのはYellow(黄色)とGreen yellow(黄緑)の中間。
その横の記号はマンセル値といわれ

と、細かく色の性格を表す数値が記載されています。
明るさをもうちょっと下げる・・・・と言えば7を6に。
鮮やかさを上げたいのであれば、1から2に変更をして色を見ていきます。
もう一つの使い方として、現場での「調色」を行う際に使います。
基本的には、この色見本帳の番号を材料屋さんに頼めば、届けてくれるんですが
たしか最低でも3kg缶で頼まなければならないんです。
さほど㎡数のない現場であった場合には、塗料が余って無駄にもなりますし
ちゃっかりメーカーさんには調色費もとられます

もう計量カップで正確にマンセル値を配合するという意味ですので、
まあ、やむを得ないといえばそうなんですが・・・
そんな時、ベースとなる「白」の塗料に各色の調色材をまぜて、
選んだ色見本のカラ―を現場で再現するという技があります。
これは......本当に塗装屋さんの腕のみせどころなんです

そんな時にも色見本帳は役立ちますし、
なんというか、だんだん見えないものが見えてくるようにもなるんです。
例えば・・・・

パっと見は誰が見たって・・・・・・・グレー?
よ~し、白と黒を混ぜれば完成だね

・・・・・・・でなくて、この色だと少し「青」がはいっていますね。
なので正解としては「青みがかったグレー」だと思います。
なんでしょう・・・・こんな具合に単色にみえる色でも、その中にある少しの・・・
他の色のニュアンスがわかるようになるんです、
私なんてまだまだですですけど。
だから本職の職人さんが・・・・・
「え? それに赤をいれますか

なんて場面もしょっ中ですが、これがビシッと同じ色になるんですよね・・・
この現場調色は本当にプロの技ですね。
塗料というのは乾燥すると若干色が濃くなる事がありますので、
その分も計算して少し薄めにするんです。
現場が電球色の照明である場合と日光であった場合にも「見え方」が変わってきますし・・
その差引の計算って、これはもう経験でしか得られぬ技術ですね。
うちの塗装屋 政明君もこの技に関しては脱帽のスキルをもっています

悔しいので

あれ?・・・その色ちがくない?
その色なら.....もっと黄色が入るだろ~

とか、意見するんですけどね......
まあ、滅多に採用されません

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