大成建設 施工不良のニュース

いやいや・・・・
テレビやネットニュースでもとりあげられましたが
なかなかの大事件ですね・・・・。
もう業界では季節の挨拶よろしく
とりあえずこの話題、みたいに盛り上がっちゃっています


すみません、ふざけ半分なのも不謹慎ですね・・・。
しかし、細かい事情まではもちろんわかりませんが、
とにかく安全基準を満たすために必要な部材が使われていなかった、
その数値を改ざんした資料を提出をしていた、というのは事実のようです

手直し程度の補修ではどうにもならず、2年以上の工期オーバー覚悟で
もう1度全部を作り直す事態になったとか・・・・。
事実解明は今後の調査結果が待たれるところですが
このニュースを聞いた時の感想としては・・・・・
「なぜにそんなことをしたの?」
の一言に尽きます。
同じ建設業界に従事する「現場」の人間としては
なんとなく・・・・・〇〇だったのかなあ・・・と
察する部分も正直あります。
色々と憶測もでてきていますが
それがコストカットのため、というなら言うほどのカットには
ならないでしょうし、無理な工期に間に合わせるため、であったのか
人手不足による業務過多によって引き起こされたミスであったのか・・・。
いずれにしろ会社方針としての手抜き・隠蔽であったというよりは
現場レベルでの何かしらの事情が存在したのでしょう。
資料が改ざんされていた、という時点で
うっかりのミスでないことは明らかですが
それが常習的なものであったのか、
この現場だけにおきた特殊な事情であったのか?
願わくば後者であってほしいとは思いますけど・・・
しかし、現場レベルで考えると
建て直すにしたって数億、数十億・・・・・
その金銭的だけでない人的や時間的なコストっていうのは
下請けさんたちにもある程度しわ寄せがいくことは想像に難くありません。
本当にどの程度・・・・・・まさかタダ働きさせられるって事はないでしょうけど
専属で下請けに入っている業者さんなどは 今後数か月~1年は
厳しい対応を迫られるんでしょうね。
大成建設としても取締役の引責辞任や再発防止に努める取り組みのコメントを
発表していますが、いつの時代も一番厳しいのは末端の職人さんらでしょう。
終わったはずの工事を薄い利益の中でもう1度行わなければならない、というのは・・・
このニュースで一番心配なのはその点でした。
あとは建設業界を代表するスーパーゼネコンでの不祥事ですから
業界全体に与える信頼の毀損というものがどこまで仕事に影響してくるのか・・・・
下請けさんや末端の職人さん、そして業界の信頼回復のためにも
誠意ある対応を行ってくれると信じたいですね。
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